青山音楽賞歴代受賞者

プロフィール

2012年日本音楽コンクール声楽部門第1位。史上初めてカウンターテナーが優勝したことは、大きな話題となった。2013年5月にボローニャ歌劇場に開場250周年記念として上演されたグルック「クレーリアの勝利」マンニオ役に抜擢されてデビュー。続いて同劇場でバッティステッリ「イタリア式離婚狂想曲」カルメロ役で出演。2014/15シーズンにはウィーン国立歌劇場と日本人カウンターテナーとして初めて客演契約を結び、続けて2015/16シーズンの契約も結ばれるなど、バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで国際的な活動を展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。11年に歌手活動をカウンターテナーに転向。2012年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてオーストリア代表として2年連続で選出され、世界大会でファイナリストとなり、ハンス・ガボア賞を受賞。近年では、2014年の京都芸術センター主催のモノオペラ「ひとでなしの恋」（世界初演）主演、2015年の東京オペラシティ文化財団主催B→C公演、そして2016年1月に行われた第59回NHKニューイヤーオペラコンサートに3年連続出演するなど活躍の場を広げている。東京芸術大学卒業。新国立劇場オペラ研修所修了。声楽を鈴木寛一、マイケル・チャンスなどの各氏に師事。宮崎県出身。ウィーン在住。