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「音楽を愛する若者たちを応援したい」
このたび、公益財団法人青山音楽財団の理事長に就任致しました青山 敦です。
私の祖父である初代館長 青山政次の“多くの人に本物の音に触れ、音楽の素晴らしさを知っていただきたい。そのために最良のホールをつくりたい。”との願いが結実し、1987年、京都・上桂の地に「青山音楽記念館」が建設されました。以来、財団はその前身も含め「音楽を愛する若者たちを応援したい」という理念に基づき、一流の演奏家を紹介する「主催公演」、演奏会を開催する若者を応援する「新人助成公演」、「青山音楽賞」、「奨学生制度」などの事業を行って参りました。
当財団が30年以上にわたり活動し発展できたのも、教育機関、音楽家の方をはじめ、運営に関わりご尽力いただいた皆様のおかげであり、この場を借りて篤くお礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症のため、クラシック音楽の世界も大きな困難に直面しました。音楽家や音楽愛好家の方々と協力し、役職員一丸となって、ポストコロナ時代においても、人々が音楽を楽しめるようなニューノーマルを創り出していく所存です。
理事長を拝命し、重責に身の引き締まる思いですが、青山政次、青山政道、青山令道、田中美鈴の各歴代理事長の思いを引き継いで、当財団の事業を発展させていきたいと思います。ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
令和3年11月1日
公益財団法人 青山音楽財団 理事長
青山 敦