1997年 《第7回》 青山音楽賞:髙木 和弘
髙木 和弘
たかぎ かずひろ
/ ヴァイオリン
プロフィール
6歳よりバイオリンを始め、国内で数々のコンクールに優勝及び入賞を果たす。主な賞歴としては1997年度ブリュッセルで行われたエリザベート王妃国際コンクール入賞、1998年ジュネーヴ国際コンクール第3位(1位なし)、2001年アメリカ・インディアナ州で行われたフィショッフ室内楽コンクールにてユーシア弦楽四重奏団の第一バイオリン奏者として第一位などが挙げられる。国内では、2005年度文化庁芸術祭新人賞、大阪文化祭賞大賞受賞、2007年度第19回ミュージック・ペンクラブ音楽賞オーディオ部門録音作品賞を受賞と、その芸術家としての認知と評価も非常に高い。国内外のオーケストラとのソリストとしてもこれまで大阪フィルハーモニー、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー、日本センチュリー交響楽団、東京交響楽団、ベトナム国立響、ヴュルテンベルグ・フィルハーモニーなどとの共演も多数ある。近年、日本で最高権威を誇る日本音楽コンクールの審査員としても度々招かれている。また近年、サミット・ミュージック・フェスティバル(ニューヨーク、アメリカ)など国内外の講習会などにおいても講師として招かれるなど、後進の指導にもあたっている。これまでに和波孝禧、森悠子、エドワード・ウルフソン、エドワード・シュミーダーの各氏に師事。これまでシヴィック・オーケストラ・オブ・シカゴのコンサートマスター、ドイツのヴュルテンベルグ・フィルハーモニーの首席コンサートマスター(2002~2006)、東京交響楽団コンサートマスター(2007~2012)、山形交響楽団ソロ・コンサートマスター(2006~2013)等を経て現在、長岡京室内アンサンブルメンバー、ダラス室内交響楽団コンサートマスター(ダラス、アメリカ)、いずみシンフォニエッタ大阪メンバー、リリス・チェンバー・オーケストラのリーダーA.Hundred Birds,tokyo.pandaのバイオリニストとしても演奏活動を展開中。
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受賞者のひとこと
この栄誉ある賞を恐れ多くもいただくこととなったこのリサイタルは、ピアニストの山田武彦氏との共演という機会を得たことによって僕にとってもその後あらゆる音楽に対してのアプローチの仕方を180度変えてしまうくらいの重要なものに結果としてなりました。内容的にいわば人生で最初の大きな転機となったデビューリサイタルといえるもので、思えばこのころの留学先であったダラスに今40代の初めにして定期的に音楽活動の場を広げる機会を得るということに大きな運命を感じています。
※プロフィールは受賞当時のものです