2024年《第34回》バロックザール賞:AkaDuo

松岡 井菜/木口雄人
まつおか せいな/きぐち ゆうと
<AkaDuo>
2022年、第26回ロスピリオージ国際室内楽コンクール(伊)で第1位と聴衆賞を受賞。2023年3月に開催された国際室内楽コンクールの登竜門のひとつ、ピネロロ・トリノ国際室内楽コンクール(伊)にて、日本人のみで編成されたアンサンブルとして初優勝、及び特別賞を受賞。審査員のルーカス・ハーゲン氏(ハーゲン弦楽四重奏団 第1ヴァイオリン奏者)からは『これ以上R.シュトラウスのソナタを素晴らしく演奏することは誰にもできない』と絶賛される。同年7月、第3回ポーランド音楽国際コンクール室内楽部門にて、審査員満場一致の第1位およびミウォシュ·マギン賞、最優秀現代音楽演奏賞を受賞。そして昨夏、フレデリック・ショパン研究所主催音楽祭 “International Chopin and his Europe Festival 2024” にて鮮烈デビュー。現在も欧州、アメリカ、日本でのコンサートや音楽祭へ出演を続けている。2025年3月ウィーン楽友協会主催 “クララの花のアルバム音楽祭” へ出演予定。初のCDアルバムは、知られざるポーランドの傑作を収録した「Aka Duo -in Polish Music」が今夏リリース予定。
ヴァイオリニスト・松岡井菜とピアニスト・木口雄人により2018年ウィーンで結成。デュオ名の“Aka”は、日本語の《赤》と、英語の「~としても知られる」を意味するA.K.A.(=also known as) の略を掛けたダブルミーニングとなっている。「デュオとしても知られる」という名にすることで、それぞれが個々としても活躍しては、吸収したものを持ち帰り二人で更なる発展をし、世界で熱く強く輝くデュオにしていこう、という意味が込められている。
Homepage https://akaduo-jp.com/jp
Instagram https://www.instagram.com/akaduo_jp/
<松岡井菜(ヴァイオリン)>
第2回シマノフスキ国際コンクールにて第1位及び3つの特別賞を受賞。第8回仙台国際コンクール審査員奨励賞、第1回ブラチスラヴァ舞台芸術アカデミー国際音楽コンクール第1位及び最優秀委嘱作品賞、第10回フリッツ・クライスラー国際コンクール特別賞、第28回青山音楽賞新人賞などを受賞。これまでにソリストとして関西フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団などと協演。相愛大学音楽学部特別演奏コースを経て、現在はウィーン国立音楽大学院室内楽修士課程に在籍。これまでに小栗まち絵氏、Michael Frischenschlager氏、Peter Schuhmayer氏、Stefan Mendl氏に師事。
<木口雄人(ピアノ)>
第19回ハチャトゥリアン国際コンクールにてピアノ部門歴代日本人最高の第2位受賞。その他、ヨハネス・ブラームス国際コンクール最優秀歌曲伴奏賞、シマノフスキ国際コンクール最優秀共演者賞など受賞多数。東京フィルハーモニー交響楽団、アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団等と協演。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」出演。京都市立芸術大学大学院修士課程首席修了し渡欧。文化庁新進芸術家海外研修員・(公財)ロームミュージックファンデーション2020/2021年度奨学生としてウィーン国立音楽大学で研鑽を積む。マルセン文化賞、福武教育文化賞、岡山芸術文化賞グランプリ、高梁市教育委員会表彰、山陽新聞奨励賞。岡山県高梁市出身、ウィーン在住。
※プロフィールは受賞当時のものです