青山音楽賞歴代受賞者

2010年 《第20回》 バロックザール賞:上法 奏

上法 奏

じょうほう かなで

/ ピアノ

プロフィール

桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業、1999年同研究科修了。2004年ケルン音楽大学国家演奏家資格課程修了。関晴子、岩崎淑、ゴールドベルク山根美代子、ヴァシリー・ロバノフの各氏に師事。ヴァルセシア国際ピアノコンクール第二位(一位なし)、シルヴィオ・オミッツォーロ国際室内楽コンクール第三位、ケルン・ショパンピアノコンクール第三位入賞。ソリストとしてクラクフ室内管弦楽団、ポーランド国立放送交響楽団、ラトヴィア国立交響楽団と共演。2000年より定期的な東京でのリサイタルの他、ヤング・プラハ国際音楽祭、ケルン日本文化会館、在日ポーランド大使館、ライオンズ・ロータリークラブ、ウィーン音楽劇場協会、スペイン・カルタへーナコンセルヴァトーリー、ハーグナウ・クラシックフェスティヴァル、オーバーンドルフ・マイスターコンツェルテより招聘を受けソロリサイタル。室内楽ではクロンベルク・チェロフェスティヴァル、ルーマニア・アラッドフィルハーモニー、アルツベルガークラシック等に招聘されるほか、ケルン放送交響楽団の第一コンサートマスターを始めとする主要メンバー、パウル・グルダ(ピアニスト)、アレクサンダー・アレンコフ(ヴァイオリニスト)、アンドレアス・レーン(バイエルン放送響元第一コンサートマスター)等多くの名演奏家と共演。NHK、WDR (西ドイツ放送局)などのラジオ録音多数。ザルツブルク・モーツァルテウム国際サマーアカデミーにてヴァシリー・ロバノフ教授のアシスタント講師、デトモルト夏期アカデミー室内楽科講師、モンテプルチアーノ国際マスタークラス、ウィーン夏期音楽セミナー、ウィーンマイスタークルス、エオルス国際管楽器コンクール、ボーデン湖国際弦楽器コンクールの公式ピアニストを務める。2004年よりケルン音楽大学、デトモルト音楽大学非常勤講師。京都青山財団より2010年度青山音楽賞「バロックザール賞」を受賞。

受賞者のひとこと

受賞リサイタルは、ドイツに渡って10年をテーマに開き、また日にちがたまたま両親の結婚記念日でもあった為、翌年の思いがけない受賞のお知らせは二重三重の喜びでした。青山音楽記念館は、1998年に弾かせていただいた高木和弘さんのヴァイオリンリサイタル伴奏以来、私にとって音楽の原点に立ち返らせていただく大切な修行の場であり、毎回演奏者として特別な感慨を受ける舞台です。

※プロフィールは受賞当時のものです